2012年3月21日

環境対策

 本日午前、米原市環境事業対策特別委員会が開会され、27年4月に供用開始予定の一般廃棄物最終処分場の進捗状況、住友大阪セメント跡地に係る地下水モニタリング調査結果の報告を受け、そして、米原市の原子力災害対策の取り組みについて説明を受けました。
 
 最終処分場については、順調に進捗していると、また、セメント跡地の利活用については、具体的な企業の進出等の話はなく、現況に変化なしとのことでありました。
 
 さて、米原市では、福島第一原発の事故を教訓として「原子力災害対策」も思慮した新たな地域防災計画を策定するための協議が進められています。
 そこでは、次のような計画について取りまとめられます。避難区域(屋内退避)の設定、情報の収集・連絡体制の整備、モニタリング体制の整備、市民等への的確な情報伝達体制の整備と市民等に対する知識の普及と啓発、安定ヨウ素剤の配布(昨年12月に18,600人分の備蓄完了済み)などであります。
 ところで、近隣の美浜原発所や大飯原発所が福島第一原発級の事故が起こったときの放射性物質拡散シミュレーション図の解説がありました。
 滋賀県が公表したものでありますが、正直に言って使い物になりまへん。放射性物質が拡散する状態は、地勢や季節、その他諸々の要因によって変化しますが、琵琶湖周辺の強風は特にその要因の一つと思います。
 県の拡散予測の気象条件として、“2010年の気象から北よりの風が緩やかに吹く日”を選び、拡散をシミュレートしたとのことです。ったく、普通、最悪な条件を設定して模擬するやろ。こんな条件のいいときを選んで事故が起きるとは限らんで。こんなんで説明しようとするから、原発の再稼動に懐疑的になってしまうんと違うかな。
 滋賀県は、若狭湾から伊勢湾へと風が抜ける通り道です。冬場に事故が起きれば、滋賀県から三重県、愛知県まで放射性物質が拡散することは容易に考えられます。
 いたずらに不安を煽ることは厳に慎まなければなりませんが、楽観的なデーターを用いた防災対策では意味がありません。想定外の事象という言葉はもうたくさんです。
null