2008年5月21日

後期高齢者医療制度

 先日の老人クラブの総会後、皆さんが医療保険制度を勉強されたことを記しましたが、この後期高齢者医療制度が4月より実施され、制度の詳細が皆さんに知れわたったとたん、怒り心頭、非難ごうごうであります。
 
 新制度は、少子高齢化が進行するわが国で、75歳以上の人達の医療制度を新設することで、国や地方の負担増を抑えるのが狙いでした。高齢者が増えれば、医療費も増大します。そこで高齢者にも負担をしてもらい世代間の公平を図るとの説明でした。しかし、新制度で高齢者の多くは保険料軽減になるという話がそうではなかったり、年金からの天引きが理解されていなかったりで国民の不満は高まっています。
  
 いま、制度廃止を声高に叫び活動している人もいます。しかし、私はこの制度の理屈や理念は間違っていないと思います。福祉の給付をおこなえば、誰かがそれなりの負担をしなければならないのは当然だし、個人の負担が少なくなれば税金でまかなわなくてはなりません。高騰する医療費が劇的に低くなることは不可能でしょうし。少なくない数の若者たちも、年収200万以下のなかで生活している実態もあります。やはり一人のために万人が、万人の為に一人が助け合うシステムの保険制度は必要だと思います。
 ただ、もうこの制度、運用面で欠陥のあることが明確になったわけですから、低所得者の保険料全額免除や負担軽減など、もっと配慮の行き届いた制度に改善しなければなりません。無駄遣いの改善は当たり前の話です。